最近はスマートフォンも進化して、フリマアプリで個人間で気軽に商品の売買が行えるようになりました。
最も利用されているフリマアプリはメルカリで、2022年末時点での創設からの総取引数は30億点にものぼります。
取引されている品物は家から出た不用品等の雑貨類だけでなく、何万円・何十万円というブランド品のやりとりもされておりトラブルも度々起きているようです。
メルカリで買ったバッグが偽物だったんだけどどうすればいい?とご相談頂くこともございます。
今回はメルカリの利用や、メルカリでブランド品を購入する際に気を付けたいポイントをご紹介致します。
故意的に悪質な物を出品している人もいるので是非ともお気を付け下さい。
相場価格よりも極端に安い場合
雑貨類等の場合は引っ越しの際の処分品としてすぐにどうにかしたい、といった意図があるので基本的に2,000~3,000円で販売されている物が500円で出品されていても特に違和感は感じませんが、どんだけ安くても20,000円で販売されている物が特に状態に問題が無いのにもかかわらず5,000円等で販売されている場合は注意が必要です。
全く同じ商品で状態も問題無く安く販売されている場合、一番安く出ている金額の2割~3割減位が現実的な数字ではないでしょうか。
あまりにも安く感じた場合は偽物を警戒しましょう、加えて後述するポイントも確認して判断していきましょう。
掲載されている写真が数枚しか無い場合
小さい・厚みがかなり薄い、といった商品だと表裏の2枚で問題なく販売できる商品もありますが、ブランド品のバッグ等で写真が2・3枚しか載せられていないといった商品も警戒が必要です。
基本的にブランド品を出品する際に気を付けることとして、出品している商品を偽物だと疑われないようにする、と意識するはずで、様々な角度からの写真が掲載されています。
バッグの角や・底・中・ポケット内・汚れ・傷等の瑕疵部分等の写真が無い場合は気を付けた方が良いかもしれません。
かなりの面倒臭がりで2~3枚しか掲載していない、というパターンもあるかとは思いますがそういった出品者の場合は商品の保管状態にも期待できないのでできればそういった人からの購入は避けたいところです。
シリアルナンバー等固有ポイントの記載・掲載
ブランド品の場合、そのブランドにしか無いシリアルナンバーやギャランティカードといった付属品があります。
ヴィトン・エルメス・シャネルetc…ブランドによって様々なパターンがあり、そういった部分はブランドの真贋において非常に重要なポイントになります。
また、そのブランドのロゴ部分の写真も掲載していない場合も注意です。
ブランドロゴも真贋判定の際に重要なポイントになり、雑な作りの偽物なかロゴを見ただけで判別が可能な物もあります。
商品説明欄に注目
写真と同じく、商品を売りたいのであれば商品説明もしっかりと記載しますよね。
1行・2行だけの簡単な説明の場合もあまり信用度を得ることはできません。
加えて、説明欄の日本語もしっかりとしているかにも注目です。
通常の雑な偽物とは一線を画す「スーパーコピー品」という精巧な偽物は中国人が販売していることが多いので、カタコトな日本語が使われていないか・日本に存在しない漢字が使用されていないか、に注目です。
同じ商品ばかり出品している
偽物は量産が可能な為、ピカピカのバッグが新品で何個も同時に販売されていることがあります。
通常個人の方が出品するという時にそんなことはありえなく、同じ商品が複数個出品されていた場合は業者の可能性が高いので要注意ポイントです。
また、2~3個だとしても全て同じ写真を使用している場合にも注意です。
取引数が少なくないかどうか
偽物を一目で分かる状態で販売しているアカウントは、運営の判断やユーザーの違反報告によって削除される事が多々あります。
しかしそういった人は何度もアカウントを作成し販売しているため、取引数が少ない傾向にあります。
真っ当に利用するつもりで新たにアカウントを作成される方もいらっしゃるため、これは必ず悪質な方だけに当てはまるというわけではありませんが他のポイントと合わせて照らし合わせる際に大きなポイントになりますので要注目です。
加えて、出品者の評価にも注目でしましょう。
やはり悪い評価が多く付いている人は、過去に何度かそういった取引をしているということになり一つの指標になります。
しかしこちらも、悪質なクレーマー等によって本来は付けられるはずの無かった評価になる可能性もございますので総合ポイントの一つとして換算しましょう。
最後に
以上がメルカリ、ひいてはフリマアプリを利用する際に気を付けたいポイントになります。
フリマアプリを利用するのはブランド品等が安く手に入るからであって、必ず本物が欲しいという方は正規店・直営店で購入しましょう。
また、並行輸入品も正規品にはなりますが正規店で自身が購入した正規品とは少し変わってきまして、そのブランドに修理やクリーニングをお願いした際に並行輸入品の場合断られることもありますのでご注意下さい。
弊社、株式会社ROYALではブランドの真贋判定を行っておりますのでフリマアプリでブランド品を買ったけど本物かどうか分からない、という場合は一度お気軽にご相談下さいませ。