昨今、コロナの影響もあり家財処分される方が非常に多く買取専門店の利用率もかなり増えました。
加えて、生前整理・終活といった言葉があるように自分が亡くなった後に他の人が困らないように事前に要らない物を整理するということをされている方も多くいます。
この時に、物を売るのってリサイクルショップ?買取専門店?どこに行けばいいんだったっけ?となられると思います。
今回はリサイクルショップと買取専門店の違い、オススメの使い分け方法をご紹介致します。
リサイクルショップと買取専門店の違い
ここ数年で上記の言葉以外に【リユース】という言葉をよく機会が増えたと思います。
言葉自体は昔から使われていたのですが、ここ最近テレビで取り上げられることが増え一般的に使われる言葉となりました。
【リユース】とは使用済みの物をごみにせず繰り返し使う、という意味の英語です。
簡単にいうと再利用です、リサイクルショップは基本的にリユースに重きを置いているので、何年も使用された家具・家電等も清掃・修理して販売という流れのスタイルで運営しております。
買取専門店は、製造から長くても7年以内の家電でないと中々買い取ることが難しいとされています。
この違いは、店舗で販売できるかどうか・在庫を抱える場所はあるか、というところが大きいポイントかと思います。
店舗を広く構えるか倉庫を持っていれば在庫を多く抱えることができ、冷蔵庫・洗濯機等の白物家電の取り扱いにも困りません。また店頭で販売出来る為、販売価格も自分で決めることができネットオークションよりも売り上げを伸ばすことも可能なので、その分家具・家電に関しては買取金額が買取専門店よりも高くなることが多いです。
対象に買取専門店はそこまで広い面積での経営をしている店舗は少なく、お買取りした商品は基本的に業者見積もりやネットオークションにかけます。
少ない面積で経営している店舗が大半なので白物家電の取り扱いはあまりされておらず、販売方法も店頭販売ではなく業者さんやオークション価格になるので、実際に卸してみないといくらになるのかというのが分かりません。
しかし、ブランド・貴金属・ジュエリー製品の買取金額はもちろん他にもそこまで大型の物ではなければ直接業者さんとの交渉が可能で、取引先が数社あるお店だと人形やトレーディングカード等の雑貨類の買取金額もリサイクルショップよりも高くなることが多いです。
以上のことから、
家具や製造年数が7年以上前の家電はリサイクルショップ
それ以外のあまり大型ではない物は買取専門店
といった風に使い分けると、物も処分できて高値で取引できるのではないでしょうか。
それぞれの運営について
上記の点から、客側として利用する際の使い分けはご理解頂けたかと思います。
次に、現在リサイクルショップ・買取専門店等、古物買取業を開業しようとお考えの方に向けてそれぞれの特徴を説明致します。
まずリサイクルショップですが、前述しました通りブランド等はもちろん大型家電もしっかりと取り扱うので買取専門店よりも扱える商品が多く、上手く運営できればその分売上が伸びるかと思います。
調子が悪くなった冷蔵庫や洗濯機をお客様の元から運び修理すれば、一つあたりの販売価格が一万円を超えることもございますのでかなりオススメです。
もう一つ強い点が、自身のお店で販売することができ価格を設定できる、という点です。
ネットでの取引ですと、送料等を加味したうえでの金額の取引になるため費やした時間に対してリターンがかなり少ないのですが、お店で物を売ることができるというのはその点が払拭されますのでかなりのアドバンテージになります。
しかし、やはりどうしても大型の物を運ぶことが多いので体力は必要になってきます。
加えて家具・家電は自身で見積もりを出さなければならないので、多少知識も必要になってきます。
そして大きい面積が必要になり、都心の方ではそれだけの面積を借りるとテナント料だけでかなりの出費になりますので経営が難しくなります。おのずと郊外での経営になり、広さが必要なのでテナント料等の固定費に加え、最低でも2~3人の人数は必要になってくるので従業員を雇う必要があります。
この辺りが問題無ければリサイクルショップの経営はかなりオススメです。
次に買取専門店ですが、
買取専門店は基本的には大型家電を置くスペースが無い程の面積で運営しますので、リサイクルショップに比べると大型の家具・家電を取り扱うことができないためそういった点では売上は期待できません。
しかしお店のテナント料はかなり安く抑えられ、ブランド・時計・貴金属等の小型の単価の高い品物に特化した業者さんとの繋がりが強いので、家具・家電以外の商品はリサイクルショップの買取金額を超え買取することが可能です。
またWebカメラでのリアルタイムの見積もり査定を行っている会社もありますので、知識が無くても経営は可能です。
出張買取をせずに店舗のみでの運営ですと一人での運営も問題ありません。
加えて、買取店開業について色々と問題になっているFC(フランチャイズ)加盟ですが、現在はFC加盟せずとも同等のサービスが受けられる独立補助サービスがございますので、以前よりもかなり一人での開業がしやすくなりました。
独立補助サービスとは、FC加盟と同じく契約金・毎月のロイヤリティは発生しますがその金額はおよそ三分の一から四分の一、加えて契約期間内の解約も可能で違約金が発生致しません。
事前の説明時とは違う・違約金が法外すぎる等で大手買取店がFC加盟被害者の会から裁判を起こされていたりと、FC加盟において近頃良くないことがよく聞こえますが、この独立補助サービスならそういった点を全て解消しております。
弊社、株式会社ROYALも上記サービスを行っておりますので、真贋判定・見積もり査定・卸し先紹介等、買取店開業に関しまして少しでも疑問点がございましたらお気軽にご相談下さいませ。
最後に
いかがだったでしょうか。
個人的には人数と体力と金銭面に問題がなければリサイクルショップの経営をオススメします、やはり自分で値段を付けて販売できるというのはかなりの強みになります。
逆に買取専門店は、人数が一人でも可能・そこまで多くの資金は必要無い・業者見積もりがある、といった点が強みになりますので、一人で運営・経営していこうとお考えの方には買取専門店をオススメします。
現在古物・買取業の開業のお考えの方、何か少しでも疑問点がございましたら是非とも一度お問合せ下さいませ。
お気軽にご相談されることをお待ちしております。