買取業の開業についてこのようなお悩みはありませんか?
「買取業の開業に必要なものは?」
「買取業を開業するまでの流れは?」
買取業は開業しやすいビジネスとして知られていますが、具体的に必要なものや開業までの流れが分からないという方も多いのではないでしょうか。
しかし、しっかりと開業に必要なことを押さえておかないと買取業を成功させることはできません。
そこで、本記事では買取業の開業に必要なものと開業までの流れを詳しく解説していきます。
買取業の開業に必要なもの
買取業の開業に必要になるものは下記の4つです。
・古物商許可証
・販路の確保
・開業資金
・接客スキル
それぞれの必要なものについて詳しく解説していきます。
1.古物商許可証
買取業を開業するために特別な資格などを取得する必要はありませんが、古物商許可証という申請を事前にする必要があります。
古物商許可証は各都道府県の警察署で申請・取得することができ、収入証紙で19,000円の申請手数料を納めて1ヶ月〜1ヶ月半ほどで取得することが可能です。
その場では古物商許可証を取得することができないため、開業までの期間で余裕を持って申請をしておくことが大切になります。
2.販路の確保
買取した商品を販売するための販路を確保しておくことは非常に重要です。
買取業の販路を大きく分けると、店舗で買い取った商品を店舗で販売する「店舗買取」と、店舗を持たずにオンラインなどで買取だけをおこなう「無店舗型」の2つの種類に分けることができますが、いずれの方法であっても販路を確立しておくことでスムーズに利益を確保することができます。
買取業が初めてという方であればネットオークションやネットショップなどで販売することで最小限のコストで開業することが可能です。
3.開業資金
買取業に必要とされる開業資金は500万円ほどです。
内訳は下記の通りになります。
・店舗契約費:100万円ほど
・店舗内装費:100万円~200万円ほど
・鑑定ツールなどの備品:100万円ほど
・運転資金:50万円ほど
・広告宣伝費:10万円〜50万円ほど
買取業を開業するときにフランチャイズに加入するかどうか、さらには店舗買取か無店舗型かによっても開業資金は大きく異なりますが、一般的には500万円〜1,000万円ほどの開業資金がかかることを覚えておきましょう。
4.接客スキル
買取業では目利きのスキルや資金力はもちろん必要になりますが、これらと同じくらい接客スキルも大切になります。
というのも、長期的に安定した利益を生み出すためにはリピーターの存在は必要不可欠だからです。
買取業の中には目利きのスキルに優れていても接客スキルがないことから廃業になってしまったというケースもあるほど買取業においても接客スキルは重要ですので、お客様が満足して査定を受けられるような接客スキルを身に付けておきましょう。
買取業を開業するまでの流れ
買取業を開業するまでの流れは大きく分けて下記の3ステップに分けることができます。
ステップ①:物件探し
ステップ②:開店準備
ステップ③:集客
それぞれの工程について詳しく解説していきます。
ステップ①:物件探し
まずは買取業をおこなう店舗を探します。
物件は立地の良さだけではなく、同じエリアに競合他社が多くないかどうかを確認しておきましょう。
無店舗型で開業する場合は、販路となるサイトの登録を済ませておきましょう。
ステップ②:開店準備
物件を決定したら内装や備品などを用意していつでも開店できるように準備します。
無店舗型の場合は販売するWebサイトのレイアウトやデザインなどを済ませておきましょう。
ステップ③:集客
買取業を開業してからまず重要になることは集客ですので、しっかりと計画を立てて行動していきましょう。
集客方法は「店舗周辺に看板の設置」・「Web広告」・「チラシ・DMの配布」などの方法が主流ですが、広告について専門的な知識がないのであれば専門業者に依頼することも検討することが大切です。
まとめ
本記事では買取業の開業に必要なものと開業までの流れを詳しく解説していきました。
買取業の開業に特別な資格は必要ありませんが、専門的な知識やしっかりとした計画をもとに開業しないと開業後すぐに失敗してしまう恐れがあるため、入念に準備することが大切です。
また、買取業を個人で開業することが難しいと感じたのであれば、フランチャイズに加盟して買取業を開業することで本部から開業についての専門的なノウハウを教えてもらえるだけでなく、ブランド名を利用することでネームバリューがある状態で開業することができることから広告宣伝費を削減することもできます。
このように、個人での開業とフランチャイズに加入して開業するのでは大きくコストや作業内容が異なるため、本記事を参考にしてどのように買取業を開業するのかを検討してみてください。